[ 令和2年第3回定例会文教警察常任委員会(教育委員会関係)-10月02日 -01号 ]


常任委員会

2020/10/2



◆亀山貴史 委員 

1つ目に、児童生徒がコロナウイルスに感染した場合の休校措置について、学校によって、市町村によって差があるのではないか。

先ほど、休校に関するガイドライン等の説明があったが、実際に生徒児童に感染者が出た場合、市町村によっては1日休みにしているところがあったり、翌日から学校を再開しているところがあったり、差がある。

学校に児童生徒を預ける保護者は不安を感じる。改めてガイドラインと措置の差について聞きたい。


◎矢島 健康体課長 

実際に学校で感染者が出た場合に、休校措置等の日数の対応が様々になっているのは、指摘のとおりである。

県では、実際に感染者が出た場合、「群馬県学校再開に向けたガイドライン」を策定して、学校の対応等については、概要を定めている。

国からも、学校における新型コロナウイルス感染症に関する管理衛生マニュアルが示されていて、各市町村の教育委員会に周知している。

学校で感染者が出た場合の具体的な対応については、学校の設置者である教育委員会が決めることとなるが、まず、保健所による濃厚接触者の範囲の特定に必要な日数の範囲で臨時休業を実施する、と定めている。

休校措置に学校によって差があるのは、濃厚接触者の範囲の特定に必要な時間が事例によって異なるためである。

保健所によっては、濃厚接触者がいないとされた場合や、週末など学校が閉まっている間に感染者を特定できた場合に、臨時休校を行わないこともある。

一方で、学校内における感染者の活動の期間や範囲が広い場合は、濃厚接触者の範囲の特定に時間がかかり、その間臨時休業という判断をすることもある。

いずれにしても、持続的に児童生徒の教育を受ける権利を保障していくため、学校運営を継続していけるよう、しっかり市町村の相談にも乗りながら、適切に判断してもらえるよう努めたい。


◆亀山貴史 委員 

実際に休校措置が採られることにより、その付近には噂が先行したり、風評被害等が起こったりする。

各学校は、休校に至った経緯や再開の目処について、保護者に通知しているだろうが、丁寧になされる必要があると思う。市町村の対応も含め、教育委員会の考えを聞きたい。


◎矢島 健康体育課長 

県立学校においても、感染者が出て休校措置が採られた事例がある。

そのとき、県は、学校ともしっかり連絡を取って、保護者が不安を抱かないよう、メール又は通知により状況を説明して、理解してもらえるよう努めた。その際には、風評被害等が出ないよう、また人権にも配慮してもらえるよう記載している。

市町村の教育委員会についても、教育事務所等を通して相談している。県と同じような方針で、保護者や児童生徒が不安を抱かないよう、休校措置等の適切な対応等を行っていただけるよう、情報提供等をしたい。


◆亀山貴史 委員 

このところ、家庭内感染が増えてきているように感じている。引き続き対応をお願いしたい。

次に、ICT教育の推進について聞きたい。パソコン1人1台無償貸与に関し、指定校として10校が決定されたが、その選定の経緯、理由等について聞きたい。


◎小林 高校教育課長 

指定校は、具体的には、前橋高校、桐生高校、桐生女子高校、高崎北高校、館林女子高校、尾瀬高校、勢多農林高校、高崎工業高校、高崎商業高校、伊勢崎興陽高校である。

その10校については、ICTの活用を研究していくICT教育推進研究協議会の設置に合わせ、7月に、ICT教育の取組状況、学校の特色、学科・地域のバランス等を考慮して選定した。

学科別では、普通科が6校、専門高校が3校、総合学科が1校である。

桐生高校と桐生女子高校については、来年度統合して新高校としての開校を控えていることから、取組に差が生じないよう、両校とも選定した。


◆亀山貴史 委員 

県立学校には特別支援学校もあるが、モデル校の選定などを進めていくような計画はあるか。


◎町田 特別支援教育課長 

障害のある児童生徒にとっても主体的な活動や社会参加の手だてとしてICT機器の活用は非常に大きな可能性を持っていると理解している。

しかし、一人一人の障害の状態が異なることや端末機器だけでは操作が難しい場合もあるため、今回の整備は、視線入力装置、音声・点字変換ソフトなどの入出力支援装置の整備を集中的に行っている。

モデル校として6校を指定している。具体的には、盲学校と聾学校、これらの障害種は視覚障害と聴覚障害である。次に、二葉特別支援学校、障害種は肢体不自由である。次に、伊勢崎特別支援学校と沼田特別支援学校、これらの障害種は知的障害である。次に赤城特別支援学校、障害種は病弱・身体虚弱である。この6校に研究を進めていただく。

研究の推進に当たっては、障害種ごとのICT機器の活用に詳しい大学教授、国立の研究機関の研究員の指導、助言を受けながら進めていきたい。


◆亀山貴史 委員 

特別支援学校についても、児童生徒の状況によって対応が難しいかもしれないが、併せてよろしくお願いしたい。

指定校において先行して確認していく項目の中には、机の大きさなど施設の設備もあるか。


◎町田 特別支援教育課長 

特別支援学校については、児童生徒の状態によって異なるが、特に今回は端末機器又は視線入力装置を接続し、設置するための機材等も併せて導入してもらうことになっている。子供たちが学びやすい環境の整備も併せて進めていきたい。


◎小林 高校教育課長 

県立高校については、今1人1台パソコンと併せて、プロジェクターで大きなスライドや動画を見られるようにするが、空間は県立高校の教室の大きさで間に合う。


◆亀山貴史 委員 

ICT機器が増えてくると配線や安全も併せて検証されていく必要があると思うので、よろしくお願いしたい。