特別委員会
2019/10/4
◆亀山貴史 委員
車以外の移動手段に関連して質問させていただく。「ぐんま乗換コンシェルジュ」を2019年3月28日から開始して半年が経つが、現在の県民への浸透状況はどうか。
◎松岡 交通政策課長
アプリのダウンロード数が成果とは言えないと思うが、1万を超えており、多いか少ないか判断はできないものの、もともとバス利用者が少ないことを考えると、多くの方に活用いただいていると思う。 また、同時に整備したバス情報のオープンデータのダウンロード数は2万を超えており、広く活用されている。オープンデータは経路検索アプリにも活用され、Googleマップ、Appleマップ、ゼンリンマップ、その他経路検索アプリでも、県内のバス路線の検索が可能となった。今後はそのPRを行っていきたい。
◆亀山貴史 委員
Googleマップ等、大手との連携という形で、インバウンドを含め県外からの来県者の方々にも群馬県内の公共交通を利用いただき、公共交通の利用活用率が上がるのは素晴らしいことだと思うので、引き続き対応をお願いしたい。その中で、今後のランニングコスト、ダイヤ改正が行われた場合の維持管理体制の計画等あれば伺いたい。
◎松岡 交通政策課長
ご指摘の通り、バス時刻表等のバス情報は、JRの時刻表の改正に合わせ、年度末にバスの時刻表も改定するのが一般的となっており、毎年のメンテナンスはとても重要だと思っている。群馬県では当初からそのバス情報のオープンデータ化やスマホアプリで使う情報については、バス事業者や市町村職員が自らメンテナンスできることを構想し、研修を鋭意進めている。 今年度も、バスロケーションシステムに関わる研修等と絡め、積極的にバス事業者や市町村が簡単にオープンデータを更新でき、Google マップやぐんま乗換コンシェルジュでも正確な情報が手元に届けられるよう、メンテナンスの体制づくりを引き続きしっかりと行って参りたい。
◆亀山貴史 委員
そのような体制をしっかり整えていただき、対応していただくようお願いしたい。 最後に、要望であるが、障害者団体から話があるが、バリアフリー対応のバスや車両の情報が不足しているという声を聞く。そのような中、「ぐんま乗換コンシェルジュ」もバリアフリー対応をお願いしたい。 追加でもう一つ質問であるが、千葉県で台風災害が直近であったが、孤立集落等で電柱が倒壊し、道をふさいだという事態が生じた事例があった。本県においても、災害に強いまちづくりのための一つとして無電柱化があると思うが、県の整備方針や取組はどうか。
◎三川 道路管理課交通安全対策室長
県では今年3月に「群馬県無電柱化推進計画2019」を策定し、電線共同溝方式などによる電線地中化に加え、「裏配線方式」、「軒下配線方式」、「電柱の占用制限」も含めた多様な手法を組み合わせて、無電柱化を推進していくこととしている。 本計画では、国道・県道・市町村道、県内全ての道路を対象として、今後10年間に優先的に無電柱化する区間や整備目標を定めている。防災の観点であるが、災害時における救急活動や復旧活動が迅速かつ円滑に展開できるよう緊急輸送道路の無電柱化を推進することとしている。特に重要な第一次緊急輸送道路について、第一次防災拠点と最寄りのインターチェンジとを結ぶアクセス道路の無電柱化から優先的に取り組んでいるところである。
◆亀山貴史 委員
いつ起こるか分からない災害のために計画を立てるのはもっともなことであるが、災害時に備えてより迅速にかつ優先道路をしっかり選定いただき、対応いただくようお願いしたい。
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